狐ノ嫁入リ歌词

[00:37.14]とある夏の夜の夢に酷く胸を灼かれては
[00:42.44]心掻き乱されるパラノヰア
[00:48.00]獣故の性分か甘い蜜に従順な
[00:53.40]この身焦がし今宵も 下弦の月を睨む
[00:59.07]二つの世を分け隔つ物
[01:01.70]この手で切り刻む為に
[01:04.59]水鏡に写る姿さえも変えて見せよう
[01:11.37]通り雨で終わるなら
[01:13.96]泣いて泣いてそれでも泣いて
[01:16.69]大きな湖（うみ）になったなら
[01:19.41]貴方は溺れてくれますか
[01:25.49]
[01:44.28]侘びしき秋の夕暮れも
[01:46.80]舞い散る雪へと移ろう
[01:49.55]馳せる想いの丈も降り積もる
[01:55.10]一目いま一目よ と急く心を宥めては
[02:00.57]玉響の逢瀬へと足早に闇を駆ける
[02:06.34]梅の華簪（かんざし）にして
[02:08.97]打った芝居の数よりも
[02:11.79]暇乞いの侘びしさに幾度も枕濡らす
[02:18.51]通り雨で終わるとも
[02:21.16]愛し愛しそれでも愛し
[02:23.82]千里の山も越えたなら
[02:26.62]私を愛してくれますか
[02:33.77]
[03:13.58]宿命に抗いながら 恋唄紡ぐ春の夜に
[03:18.93]愛しき人 微笑むその先に女の影
[03:25.49]
[03:26.97]通り雨に過ぎずとも
[03:29.80]愛し愛し愛し疲れて
[03:32.43]化かし合いに勝てぬなら
[03:35.18]いっそ二人で
[03:37.64]三途の舟場を越えて
[03:40.66]共に餓鬼の籍に入ろうか
[03:43.38]髑髏（されこうべ）さえも愛しい
[03:46.15]此が私の嫁入り
[03:57.16]
[04:01.30]血潮の湯浴み済んだら
[04:06.63]程なく参ります